15/02/21 11:30:38.85 Rh1f0QNz.net
>>87
> ガロア記法を取り上げる意義は、3つある
> 1.一つは、どうやってガロアは正規部分群の定義(gH=Hg)を見つけたのか? おそらく「ガロア記法を通じて」
> 2.二つ目は、ガロアの原論文を読むときに役に立つから
> 3.三つ目は、君ならどうか? 君が1830年頃に生きていたとする。どうやって、正規部分群の定義(gH=Hg)を見つけ、ガロア理論を構築するのか?
スレリンク(math板:858番)
> 言いたいことは、ガロア記法を使って、楕円関数のモジュラ方程式の代数的解法も研究していた
> その過程で、“固有分解”(正規部分群)に気付いたのではないかと
> これが、スレ主の推理だよ
「スレ主の推理」と言っても「ガロア記法を通じて」とか「その過程で」とかのみ書いて肝心の中身を自分の言葉で
書けないならガロア記法にこだわらずにシンプルに中身を考えるのが良いと思うよ
(楕円関数のモジュラ方程式とか書けば高級なことを書いた気分になれるかもしれないが)
推理の一例(3.の答えも一部兼ねて)
ガロアはガロア記法を使ったかもしれないがgH=Hgの確認はガロア記法でなくてもできる
「Hの順列に同じ置換を掛けて作られる」というガロアの言葉からガロアは巡回群を意識していた
ことがうかがえる
おそらくガロア群が巡回群であるときの考察から出てきた物だろう
巡回群の場合は群の位数が素数でなければ「固有分解」を行うことは可能である(gH=Hgが成立している)
たとえば4次方程式が代数的に解けることは既に分かっているからどの性質が成り立つかあるいは
成り立たないかを比較すれば良い