25/11/06 10:42:51.91 oA8esUFJ.net
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提示されたルール群に対する批判
提示されたルール群は、一見すると短編小説の投稿と交流を目的とした、秩序あるコミュニティ運営を目指しているように映る。しかし、その内実を精査すると、創作活動の本質的な自由を奪い、多くの矛盾を孕んだ窮屈な「遊び場」を提示しているに過ぎない。最後に「楽しもう」と呼びかけるには、このルールはあまりにも制約的かつ排他的である。
最大の批判点は、「1レスで終わること(続くのはルール違反)」という規定だ。これは単なる「短編」の推奨ではなく、物理的な文字数制限による「完結」の強制である。一般的な掲示板の1レスという限られたスペースで、起承転結を備え、読者を満足させる物語を紡ぐことは至難の業だ。「情景だけでも良い」という一文は、この制約の厳しさに対する苦し紛れの「逃げ道」として用意されたようにすら見える。結果として、この場に集うのは「作品」と呼ぶには未熟なアイデアの断片や、描写の習作ばかりになるのではないか。書き手も読み手も不完全燃焼に終わる可能性が高い。
さらに不可解なのは、「詩はダメ」という排他性だ。「情景だけでも良い」としながら、なぜ詩的な表現、あるいは「詩」そのものを明確に禁止するのか。小説と詩の境界は本質的に曖昧であり、情景描写を突き詰めれば、それは散文詩の領域に踏み込むことになる。このルールは、表現の可能性を著しく狭め、書き手の筆を萎縮させる。「どんなジャンルでも良い」という言葉が、即座に空々しく響く。
また、「1レス完結」を厳守させながら、「自小説に誘導は可」とする点も矛盾している。これは、投稿される短編が「それ自体で完結した作品」であることよりも、「(外部の)自作品への広告塔」としての役割を果たすことを暗に推奨している。スレッドの趣旨は、1レスの作品を楽しむことなのか、それとも互いの作品(主に長編)を宣伝し合うことなのか、目的が曖昧になっている。
「辛辣過ぎるのはダメ」という評価基準も問題だ。「暴言」を禁止するのは当然の措置だが、「辛辣」の基準は極めて主観的である。この曖昧なルールは、作品の欠点を具体的に指摘する建設的な批評までもを「辛辣」として封殺し、結果として「よかった」「すごい」といった無内容な感想ばかりが横行する「馴れ合い」の場を生み出す危険を孕んでいる。
これらのルールが目指す「楽しさ」とは、厳しい制約の中で行われる窮屈な「お遊戯」であり、真の意味での創作の喜びや、批評を通じた切磋琢磨からは程遠いものと言わざるを得ない。