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「再稼働前提、工事撤回を」 原発反対派、県に要請書 2018年12月20日 東京新聞
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日本原子力発電（原電）東海第二原発（東海村）の再稼働を巡り、原電が地元の了解を得ないまま再稼働を前提とした工事を進めているとして、
市民グループ「原発いらない茨城アクション実行委員会」が十九日、工事を撤回させるよう県に要請書を提出した。
原電によると、二〇一三年六月から、原発の三方を囲う防潮堤の建設や、ベントフィルター取り付けなどの工事を始めている。
県と村は昨年十一月、原電に対し「安全性の向上に資すると認められるものの工事は妨げないが、事前了解がない中での運転は認めない」とする
文書を通知、簡単に再稼働できないように歯止めを掛けたとしている。これに対し、メンバーらは「ベントフィルターなど、どうみても再稼働を前提としている
工事を、何も言わずに認めてよいのか」と疑問を投げ掛ける。
大井川和彦知事宛ての要請書では、工事や再稼働への反対など五項目を要請している。県の担当者は「知事に声を伝える」と話した。 （山下葉月）