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核兵器禁止条約の日本語訳全文 署名５０カ国 2017年9月21日
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>本条約のいかなる内容も、締約諸国が一切の差別なく平和目的での核エネルギーの研究と生産、
>使用を進めるという譲れない権利に悪影響を及ぼすとは解釈されないことを強調する。
前文の下段。これにより、例えば日本の核燃料サイクルやウラン濃縮は平和利用として正当化される。
核疑惑国のイランが高濃縮ウランを生産し、原子力船を作るという報道があったけど、
これも平和目的と言い張る以上は誰も文句を言えない。「いかなる内容も」なのだから。
>第１７条（期間と脱退）
>二、締約各国は本条約に関連した事項が最高度の国益を損なうような特別の事態が発生したと
>判断した場合、国家主権を行使しながら、本条約脱退の権利を有する。
これはNPT（核不拡散条約）の脱退条項と全く同じ。つまり、核兵器をコッソリ作って、
バレそうになって各国から突き上げられる→特別の事態が発生したと判断して脱退することも可能。
北朝鮮はNPTの脱退条項を根拠に、合法的に脱退して現在に至る。