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本白根山「噴火 何度もあった!?」まるで火口の巣 過去の痕跡見つかる 2018年02月27日 16時18分@ハザードラボ
URLリンク(www.hazardlab.jp)
1月23日に噴火した草津白根山の主峰・本白根山では、過去にも同様の噴火を繰り返していたと推定される複数の火口があることが国土地理院の分析で
明らかになった。気象庁は当初、活動の活発化を示す予兆がなかったことから「3000年ぶりの噴火の可能性が高い」としていた。
国土地理院は、照射したマイクロ波の反射した電波を測定するSAR画像や、レーザーで計測したデータをもとに立体的に地形を表した赤色立体地図を分析。
その結果、本白根山では、1月の噴火を起こした火口列の他にも、鏡池の半径500メートル範囲内に、火口が列状に並んでいる場所が複数存在することが
明らかになった。これらの火口は直径10メートルから、せいぜい数十メートルと小さいため、時間が経過すると樹木に隠れてしまう。従来の航空写真では
見つけることが難しかったという。
産業技術総合研究所の地質学的分析から、本白根山周辺には、過去の火山活動で放出された砕屑物(さいせつぶつ)が積み重なってできた複数の火砕丘が
南西?北東方向に並んでいることが明らかにされている。
それぞれの火砕丘の基底部分の地質は、かつての噴火に伴って流れ落ちた溶岩流が確認されており、地形や地層などの分析から南西側の火砕丘が最も古く、
数千年かけて活動場所が北に移動したと考えられている。
従来、本白根山の活動年代は5000?3000年前とされていたが、最近の調査では、鏡池北火砕丘では1500?1200年前までマグマ噴火していたとする研究成果が
発表されており(日本地球惑星科学連合2016年大会予稿)、これまで知られていたよりも多くの噴火を繰り返していた可能性があることがわかった。
噴火から1カ月経過した本白根山は、現在も火山性地震が多い状態が続いていて、気象庁は噴火警戒レベル3の「入山規制」を継続している。
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1月23日の噴火は青、それ以外のピンクと黄緑色は過去の噴火の火口と推定されるもの(提供:国土地理院)
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本白根山周辺には複数の火砕丘が南西?北東方向に並んでおり、活動場所が数千年にわたって移動していたという。
火砕丘と今回の噴火火口を示した地図(産業技術総合研究所)