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原子力規制委 更田新委員長が訓示「初心忘れず」 9月25日 15時11分
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原子力規制委員会の新しい委員長に就任した更田豊志氏が、２５日、原子力規制庁の職員に訓示を行い、「原発の安全追求に終わりはないと
いう初心を忘れず、皆さんとともに最善を尽くしたい」と抱負を述べました。
更田豊志氏は、今月２２日に田中俊一委員長の後任として原子力規制委員会の２代目の委員長に就任し、２５日、原子力規制庁の職員およそ
３４０人に訓示を行いました。
この中で、更田委員長はまず、「委員長が代わっても福島に対する強い思いや、福島第一原発事故の記憶を持ち続けることが、原子力規制委員会
と規制庁にとって極めて重要だ」と述べました。
そのうえで、更田委員長は「人間は忘れやすい存在であり、福島第一原発の事故の反省と教訓を個人の記憶のみにとどめず、組織の記憶とする
必要がある。
安全の追求に終わりはないという初心を忘れず、常にみずからに問いかけ、慢心を戒める姿勢を保つことが重要であり、
皆さんとともに最善を尽くしたい」と抱負を述べました。
一方、２５日は、退任した田中前委員長のあいさつも行われ、「原子力利用の安全を担うのは規制委員会と規制庁だ。
国民から信頼される安全規制の新たな歴史を築き上げてほしい」と述べました。