甲状腺癌、白血病などの被ばく疾患情報スレ74at LIFELINE
甲状腺癌、白血病などの被ばく疾患情報スレ74 - 暇つぶし2ch47:地震雷火事名無し(dion軍【緊急地震:沖縄本島近海M4.3最大震度3】)
17/02/02 20:07:30.79 ZBDgMmwc.net
中学生でもわかるスクリーニング効果
スクリーニング検査のあるなしで癌の罹患者数がどう変化するか、簡単なモデルで説明します。
癌の有病期間(検査があってから通常の意味で臨床化するまでの期間)は一律4年、
スクリーニング検査の期間は1年とします。
①癌の罹患者数に年次変化がない場合
検査なしの罹患者数    1   1   1   1   1   1   1   1   1   ……
検査ありの罹患者数    1   1   1   5   1   1   1   1   1   ……
                            ↑
                    この年から検査を開始し毎年継続
この場合1回目の検査では5人(その年の罹患者1人+1人×4年の潜在患者)の癌保有者が見つかり、
2回目以降の検査では毎年1人の癌保有者が継続して見つかることになります。次に…

②癌の罹患者数に年次変化がある場合
検査なしの罹患者数    1   1   1   1   2   3   4   5   6   ……
検査ありの罹患者数    1   1   1  15   6   7   8   9  10   ……
                            ↑
                    この年から検査を開始し毎年継続
この場合は1回目の検査ではその年の罹患者1人と向こう4年間分の潜在患者、すなわち15人の癌保有者が見つかり、
2回目以降の検査ではその時点からみて4年後に発症する癌保有者(6人、7人、…)が各年で見つかることになります。
福島県で行われている甲状腺癌検査は①ではなく②のケースに該当し、
14人(15人-1人)が検査による前倒し効果(スクリーニング効果)であり、
初回にスクリーニング検査をしたからといって2回目以降の癌発見数が1や0にはならないことがわかると思います。


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