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放射線医学県民健康管理センター
URLリンク(fukushima-mimamori.jp)
2016年9月 1日「甲状腺通信第6号」を掲載しました
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(Q)甲状腺検査は必ず受診しなければならないのでしょうか?
甲状腺検査は、東京電力福島第一原発事故の発生を受け、チェルノブイリ原発事故の際に
放射線被ばくの影響として小児甲状腺がんが認められたことをふまえて始まりました。
福島県の場合、住民の被ばく線量は極めて低く、国際的な機関も、放射線の影響で甲状腺がんが
発生するリスクは極めて低いとの見解を示しています。
しかし一人ひとりの被ばく線量が十分に把握されたとは言えないので、長きにわたって
甲状腺の状態を見守るため、希望される方に甲状腺検査を行っています。
一方、小さな甲状腺がんは、治療をしなくても多くは生命には影響しないと考えられています。
そのため超音波で甲状腺を検査すると、症状がなく、かつ、将来にわたって体にダメージを
与えないかもしれない甲状腺がんが多数発見される可能性が指摘されています。
加えて、個別には、どれが進行する甲状腺がんかを十分に識別することは困難です。
こうした甲状腺がんと超音波による甲状腺検査の特性をご理解いただいたうえで、
受診を希望されるかどうかをご検討ください。