16/05/08 16:17:53.05 w3dmVKeC.net
福島のエセ科学者による科学信仰の罪
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原発事故が実際にどの程度の健康影響を及ぼしているのか、住民という集団へのインパクトを探り、
エビデンスに基づいた対処を政府に求めていくのが「実験科学派」の役割である。
一方、人権擁護的な立場から、実際に福島で実際に困っている人がいるのだから因果関係や
エビデンスなど待たずにそこに救いの手を差し伸べるべきである、と訴えるのが「症例重視派」のスタンスだ。
つまり実験科学派がエビデンスを蓄積するまでの間、人道的な観点から速やかな対処を求める、
そのように、2つの「派閥」は時間的にも理論的にも住み分けられるはずである。
しかし今の福島で一番問題を引き起こしているのが、一部の「症例重視派」による「領海侵犯」である。
本来個人の体験を重視し人権擁護の視点を持つ人々が、本分を外れてエビデンスを追い求め、
自分の求めるようなエビデンスが出なければ科学者を誹謗する、という本末転倒な事態が、
ここ福島ではしばしば起きている。
つまり、付け焼刃の知識をもって
「チェルノブイリではXXXなのに、福島では違うというのはおかしい」
「福島で甲状腺がんが100例以上出ているのに、増えていないとはどういうことだ」
と聴衆を煽り、科学者が相手にしなければ
「証拠隠ぺい」「御用学者」
と非難する。
先述のように、今現在は科学的知見に基づけば、がんの増加は実際に証明できていない。
しかしそれに対し、何で証拠が出ないのだ、と詰め寄るに至っては、一歩間違えれば捏造教唆である。
政府に対して声が届かないもどかしさは分かるが、それは科学を歪める理由にはならないはずである。