16/04/16 09:22:03.57 sz9EYmF/.net
ちなみに>>762の柴田先生のEpidemiology誌に対する反論というのはこれ↓
Re: Thyroid Cancer Among Young People in Fukushima : Epidemiology
URLリンク(journals.lww.com)
(拙訳)
津田敏秀氏と彼のチームは、2011年3月時点において18歳以下であった福島県の30万人の
子供たちを対象として、2011年9月から2014年3月の期間に観察された甲状腺がんの年間罹患率が
日本の国立がんセンターで報告されている年間平均罹患率よりも約30倍高いと報告しました。
しかし、表2の罹患率比の導出のために用いられた「有病率≒罹患率×潜伏期間」の式は、
彼らがその式の正当化のために Rothman の 2nd edition を引用しているにもかかわらず、
今まで検証されたことがありません。
Rothmanは、罹患率に関して2つの式を提示しています:
(1)リスク=罹患率×時間
(2)有病率(それが小さい場合)≒罹患率×平均有病期間
彼らは、(1)のリスクを有病率に、(2)の平均有病期間を(1)の時間に対応する病気の潜伏期間に
置き換えることで上に述べた式を捏造しました。
津田氏たちも以前のプレゼンテーションでは式(2)を使っていたのに、
今回の論文でなぜそれをやめてしまったのか不思議です。
1つ考えられる理由としては、 Saunders と Rothman の式(2)に関して次のような注釈
「3つの量を表すこの式は、年齢依存性がある有病率には適用できない。」
があることに気が付いたからかもしれません。
甲状腺がんの有病率には言うまでもなく年齢依存性があります。