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- 暇つぶし2ch76:地震雷火事名無し(北海道)
16/02/25 21:19:06.10 U6cLsVsM.net
福島原発事故5年 全村避難 飯館はいま ④
学校再開 保護者の反発根強く
 1月下旬の福島県川俣町。
「おはようございます」。
午前8時、バス10台が次々に到着し、元気な声が降りてきた。
プレハブの仮設校舎で学ぶ飯館村立草野・飯樋・臼石の3小学校(約160人)の子供たち。
「遠い子は1時間かけて来ます。道草ができなくて、かわいそうですが」。
3小の校長を兼務する大内雅之さん(52)は、白い息を吐きながら話す。
 2017年3月までの避難指示解除に伴い、村の学校を再開するか、どうか。
3小学校のほか、福島市内に一時的に移っている幼稚園や中学校が、この問題で揺れている。
 債権の証し
 「学校のない自治体はない」と、村の再建を急ぐ菅野典雄村長(69)は言う。
17年4月に再開する案を昨年10月、教育関係者でつくる委員会に諮問した。
だが、この動きに「時期尚早」と反発の声が上がる。
保護者の有志は、再開時期を20年4月以降に延ばし、今の小学5,6年生が中学校を卒業するまで、仮設校舎で学べるよう求める要望書を提出した。
 親たちが懸念するのは、やはり放射能の影響だ。
村内の線量はまだ高めで、至る所に除染廃棄物を入れた袋の山がそびえる。
「健康被害が出ても、きっと国や県は因果関係を認めない。子供の命を守るのは親として当然」と、保護者の一人は言い切る。
 86%消極的
 幼、小、中の保護者約300人を対象に有志が行ったアンケートによると、来年学校が再開しても、
「通わせたくない」「あまり通わせたくない」と考える人が86%を占めた。
飯樋小のPTA会長星貴弘さん(36)は強調する。
「村のためではなく、子供のための学校。子供たちは今の環境になじんでいる。再開し、3校がばらばらになったら、不登校やいじめが起こるかもしれない」
 菅野村長は再開問題について
「放射能の受け止め方は百人百様。危ないと言う人も、大丈夫と言う人も正しい判断。だから、ものすごく難しい」と話す。
 子供たちの気持ちは、どうか。
1月、飯館中1年の約30人が村長と意見交換した。
「良いクラスなので、この仲間と卒業したい」「また離れ離れになるのは嫌」。
涙を流す生徒もいた。
 避難のため、ちりぢりになった子供たち。
学校が再開すればまた、今の友だちとの別れを強いられる。
「大人が起こした事故、大人が決める学校再開。これ以上『大人の都合』に巻き込みたくない」。
ある親の本音だ。


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