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原発性頭蓋内悪性リンパ腫
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以前は非常に稀な脳腫瘍であったが、臓器移植による免疫抑制剤の使用やAIDSに合併する腫瘍として最近増加傾向を示している。
40歳以上の高齢者に多く、大脳半球および小脳に好発する。多発することもあり、浸潤性で神経細胞を破壊しながら増殖する。
ほとんどの例で進行が早く、放置すれば予後不良である。症状は発生部位によって異なり多彩だが、頭痛、精神症状(記憶障害、痴呆、無欲)、運動・知覚障害およびてんかん発作がよくみられる。
診断は近年CT、MRIにて行われるが、非特異的で悪性グリオーマや転移性 脳腫瘍との鑑別が難しいことがある。
そのため、確定診断には生検術(開頭もしくは定位脳的)が必要である。