15/11/18 16:51:22.56 ljLN0bqv.net
元外務官僚の原田武夫氏から安倍晋三総理大臣への公開書簡。
URLリンク(haradatakeo.com)
そして米国が気にしている第二点目は、東京電力福島第一原子力発電所の
現状についてです。端的に申し上げますが、米国が最も注目しているのは
世上しばしば語られている「二号機」ではないのです。むしろ表向きは
“特に問題は無い”かのようにマスメディアでは取り扱われてきた
「三号機」こそ、その関心の的なのです。
端的に申し上げましょう。米国はその軍事技術を駆使することで、我が国
政府及び東京電力が全く把握出来ていない「三号機の炉心がメルト・スルー
し、どの深さまで地中に落ちていってしまったのか」を把握し始めています
。そしてこれが公表された暁には、「フクイチ」の問題がこれまでの我が国
当局が見せてきた対応のように、徐々に声を静めて行けばよいような代物で
はなく、正に文字どおり「人類全体の存亡にかかわる問題」であるという
事実が露呈し、私たち日本人が「なぜこれまでこのことを隠してきたのか」
と万邦の人々から非難囂々となることを米国は今から知っているのです。
ある時から福島第一原子力発電所とその周辺では不可思議な霧が晴れること
がなくなりました。その理由も米国は知っています。「二号機」のみならず
、「三号機」におけるこうした決定的な事態の進展とその放置により、地下
水だけでは足りず、施設周辺の大気中にある水分まで反応し始めてしまった
ということなのです。その結果、トリチウム汚染水は当初想定をはるかに
超え、無尽蔵に産出されてしまっているのです。総理、貴職はこのことを
必ずや既に知っているはずです。仮に知っていないのだとすれば貴職にこの
最重要な情報と分析を知らせようとしない官僚集団をすぐさま解任すべきで
しょうし、仮に貴職自身がこれを把握しているにもかかわらず「隠蔽」を
指示しているのだとすれば、国民との関係において決定的な背信行為です。