15/10/31 13:53:23.06 Iq7RN5dJ0.net
今の論点は、「初期の被曝量(特に呼吸による吸引被曝)の見積もり」です。
ミルクの件が出ていますが、チェルノブイリは経口による被曝が主でした。
チェルノブイリでは爆発が大規模で1回で広域に拡散したため、「大気」自体の汚染は比較的短期間であったのに対し、
土壌の汚染物、水に対する認識が弱かったため特にミルク等の放射能が濃縮されやすい食品の摂取が被曝原因となりました。
一方、福島では爆発が比較的弱かったため逆に汚染物が大気拡散しなかったこと、
複数回の爆発があったため長期にわたって空気が汚染されていたこと、
福島がチェルノブイリと違い山地のため空気が滞留しやすいため空気中のホットスポットができやすかったこと、
など、主に呼吸による吸引と衣服等への付着による再吸引が被曝の大きな要因となりました。
ところが、この吸入被曝はほとんど検査されていません。
ここにきて「初期被曝」はいろいろ見直されていますので、IAEAやWHOの土壌や経口を主体とした被曝見積もりは見直されるでしょう。