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浜岡原発再稼働 地震・津波、大きなハードル 活断層も確定せず 産経新聞 6月17日(水) 7時55分
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浜岡原発3号機(静岡県)の再稼働に向け、中部電力が新規制基準の適合性審査を
原子力規制委員会に申請した。東海地震の想定震源域に立地する浜岡原発の再稼働
にとって大きなハードルは、地震・津波への対応だ。中部電力は「震源域の真ん中に
立地することを十分踏まえた対策を取っている」と自信を見せるが、審査が先行する
4号機では地震・津波の議論に時間がかかっており、再稼働の時期が見通せる状況にない。
東日本大震災後の平成23年5月、当時の菅直人首相が突然、東海地震の発生可能性を
取り上げ、法令の根拠なく政治判断で浜岡原発の運転を停止したことがあった。
全国の原発にも動揺が広がり、当時、“浜岡ショック”と呼ばれた。
駿河湾から九州沖まで伸びる海溝「南海トラフ」は90~150年ごとにマグニチュード
(M)8クラスの巨大地震と津波を繰り返してきた。浜岡の周辺には、東京と名古屋を
結ぶ大動脈である東海道新幹線と東名高速道路が横切っており、原発で事故が起きた
場合の影響は、他の原発に比べて格段に大きくなる。
浜岡3号機の審査申請後、中部電の増田博武(ひろむ)原子力部長は記者団に
「安全性の向上対策について審査の中でしっかりと説明すると同時に、地元にも
丁寧に説明するのが重要だと考えている」と気を引き締めた。
ただ、先行する4号機の審査終了の見通しは立っていない。すでにプラント内部も
含めて公開の審査会合は計45回開かれているが、敷地周辺の活断層評価も確定
していない。増田氏は再稼働の時期について「申し上げる段階になく、しっかりと
審査を受けるのが先決だ」と話すにとどまった。(原子力取材班)