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STAP論文:理研が小保方氏に投稿料60万円の返還請求
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◇刑事告訴を見送り 理研独自の混入経緯調査もせず
理化学研究所は20日、STAP細胞論文不正問題で、論文の責任著者
で不正が認定された小保方晴子・元研究員(31)に対し、英科学誌ネイチャー
に支払った論文2本の投稿料約60万円の返還を求めると発表した。理研の
規定に基づく対応。「実験は行われており、研究そのものが無価値だったとは
いえない」(有信睦弘理事)として、実験の費用返還は求めない。
米ハーバード大などと出願した国際特許は、理研の権利を放棄する。一方、
別の万能細胞「ES細胞(胚性幹細胞)」が混入した問題で、混入が故意か
どうかが分からないことなどから、小保方氏に対する刑事告訴は見送り、理研が
改めて独自に混入の経緯などを調べることもしないと発表した。