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現在では電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノの3種類のニュートリノが観測され、
物質をほとんど素通りするため、宇宙のはるか彼方や太陽の中心部で発生したニュートリノが、
ほとんどそのまま地球にやってくる。太陽からもニュートリノが出ている。ニュートリノの数はたいへん多く、
1cm2あたり毎秒660億個というものすごい数のニュートリノが常に我々の体を通り抜けているのである。
物質を素通りするということはニュートリノを観測しようとする装置すら素通りしてしまうということで、
ニュートリノの観測はたいへん困難であった。大量の水を蓄えたタンクを用意し、ニュートリノが水分子と
ごくまれに衝突する時に発せられる光を検出することによってニュートリノが飛んできていることを確認
するという方法があり、それを行った
1987年、大マゼラン雲で発生した超新星「1987A」爆発の際に放出されたニュートリノが岐阜県神岡鉱山にある
東京大学宇宙線研究所・神岡宇宙素粒子研究施設のカミオカンデ(水3,000tを蓄えた巨大タンクを検出器とする
素粒子観測装置)で検出されたのである。太陽以外の天体からのニュートリノが検出されたのはこれが初めてで、
ニュートリノ天文学の幕開けとなった。