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②若山氏
若山氏は、小保方氏を理研の客員規程に従ってハーバード大学から受け入れた
が、小保方氏は C.バカンティ研究室に籍があり、受入れの目的は技術支援であると
認識していた。そのため、実験計画や結果の判断に深入りしない方針で共同研究を
進め、批判的な観点からの議論や詳細なデータの確認を行わなかった。客員研究員
の身分でも、小保方氏は研究室に常勤の状態にあり、若山氏自身がその研究に深く
関わっていたからには、小保方氏に対し通常の研究室メンバーと同様の研究指導を
すべきであった。
若山氏はレター論文の責任著者であったが、小保方氏、笹井 GD らとの連絡が十
分ではなく、投稿前の原稿を精査する機会が不十分となった。