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7月14日 熊本日日新聞朝刊
「ポスドク(博士単位取得後の任期付き研究者)
人材活用の道は?」
大学や修士課程より高度な研究を重ねる大学院博士課程。
巣立つ博士たちは専門的な知識や技術を身に付けているが、
大学や企業の雇用に結びつかない「ポスドク(博士単位取得後の
任期付き研究者)」の在り方が近年、社会問題化している。
どうすれば社会で活躍できるか。全国の大学院生らが熊本大で
意見を交わした。
リーダー育成目指す
ポスドクの課題解消に向けては、文科省が2011年から「博士課程
教育リーディングプログラム」を展開している。
国際的に活躍できる人材の育成を目指し、大学院教育の
抜本的改革を支援する取り組み。採択された30大学62プログラムの
うち、熊大の「グローカルな健康生命科学パイオニア養成プログラム
(HIGO)(ヒゴ)」は、医学と薬学の大学院生を対象としている。
リーダー養成を念頭に、中国やバングラデシュなどの留学生を含む
27人が学んでいる。
今回の学生会議は、この博士課程教育リーディングプログラムの
採択を受けている九州の全3大学(熊大、九州大、長崎大)の
大学院生が、ポスドクへの危機感から開いた議論の場だった。