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STAP細胞、若山研究室由来の可能性も 解析に誤りか
2014年7月5日08時52分
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若山研究室の関係者は、STAP細胞は若山研究室にあったマウスに由来する可能性を認めた。
若山教授は6月16日に会見を開き、自身が保管していた試料について、第三者機関に依頼していた解析結果を発表した。
STAP細胞と同じ遺伝情報を持つはずのSTAP幹細胞には、目印となる遺伝子が15番染色体に組み込まれていたと明らかにした。
若山研究室では15番染色体にこの遺伝子のあるマウスは飼育したことがないとし、若山研究室が提供したマウスとは別のマウスで作製された疑いを示唆していた。
しかし、STAP細胞論文を2日に撤回した英科学誌ネイチャー上で、著者らが説明した撤回理由には「(STAP幹細胞に)挿入された遺伝子の部位は若山研究室にあるマウスと一致する」という趣旨の記載があった。
若山教授ら複数の関係者によると、会見後、この遺伝子のあった場所が15番染色体ではない可能性が判明したという。
ただ、若山研究室の関係者は、STAP幹細胞が若山研究室にあったマウスに由来する可能性があっても、そのマウスは若山研究室から小保方氏に渡していないとし、「結論の根幹には影響しない」と語った。
小保方氏側は、マウスも細胞も若山研究室からしか入手していないとしている。