19/04/13 10:34:11.05 .net
相次ぐ相談
東京 豊島区にある労働組合を取材したところ、3月の年度末をひかえ、非正規公務員からの相談が相次いでいました。
組合によりますと
「短期間の契約を繰り返し更新して10年以上働いてきたのに突然の契約打ち切りで仕事を失ってしまう」
「賃金は上がらないしボーナスも出ない」
「非正規は仕事が増えて休みが取りにくくなっている」
などという相談や声が寄せられているということです。
東京公務公共一般労働組合 稲葉多喜生書記次長
「民間企業で働く有期雇用の非正規労働者が5年を超えて働いた場合、無期雇用に切り替えることを企業に義務づける『無期転換ルール』が去年4月から始まりました。しかし、このルールは非正規公務員には適用されません。行政サービスを利用する住民からは正規も非正規も同じ公務員としか見えないためその実態はあまり知られていません」
私たちの生活にも影響か
取材を通じてわかったのは、非正規公務員の待遇改善が置き去りにされたまま、その数だけがどんどん増えている現状でした。
賃金引き上げやボーナスの支給などは多額のコストがかかるだけに今すぐに改善するのは簡単ではないかもしれません。しかし、労災を申請する権利や産休など、働く人として認められるべき権利については、速やかに制度を整備していくべきだと思います。
専門家からは非正規公務員の待遇が低いままでは今後、人手が確保できなくなり、行政サービスの維持が難しくなるおそれがあるという指摘も出ています。
住民のニーズに応える行政サービスを維持しながら、限られた予算の中で、非正規公務員の待遇をどう改善していくのか。サービスを受ける私たちも、考えていかないといけないと思いました。
この「非正規公務員」の問題。私たちはこれからも取材を続けていきたいと考えています。読んでいただいた皆さまからの情報提供をお待ちしています。
アドレスは以下です。URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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