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酒気帯び運転、積立金着服など長崎市は29人処分
長崎市は２０日、酒気帯び運転の疑いで逮捕された市北部環境センターの中尾武信職員（４２）と、事務を担当していた農業関係団体の公金を着服した市農業振興課の三枝憲治技師（３４）を懲戒免職処分としたことを発表。
課内の積立金着服など９件の不正行為が内部調査で新たに見つかったことを併せて公表し、監督責任者を含めた計２７人を減給、戒告などとしたことを明らかにした。
市総務部などによると、新たに発覚したのは▽課の親睦会費の着服１件▽各種業務委託の支払いなどの不適正処理３件▽扶養手当、住居手当の不正受給５件。処分はいずれも２０日付。
このうち、市用地課の男性職員（２８）は２００９～１１年度に、課の職員が積み立てた親睦会費や課員旅行の旅費など総額約３１８万円を着服していたことを申し出、１カ月間の減給処分（月額の１０分の１）を受けた。
既に全額を返還したという。
中尾職員は１月２５日午前２時半ごろ、同市京泊３丁目の道路で、酒を飲み普通貨物自動車を運転したとして時津署が逮捕。
三枝技師は０５～１１年度（０８年度を除く）に担当する二つの農業関連団体の口座から計３５回にわたって総額約２６１万円を着服していた。
全額弁済したという。
溝田弘人総務部長は会見で「不祥事が続く中で、再びこのような事案が起きてしまった。市民の信頼を損ない、大変申し訳ない」と陳謝した。
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