19/12/03 09:45:27 RITJmuby.net
(抜粋)
これはいまから三十年くらい前に、日本を使って中国を大きくして、そしてソ連と対決させろという、これはアメリカが仕組んだとおりにちゃんと、
日本政府はアメリカの言うとおりにやってきている、こう私は思うのでございます。
この間、栗栖前統合幕僚議長のお話を聞く機会を得たのでございますが、栗栖さんの評価もどういうことかというと、アメリカにとっては
日本を中国にくっつけることは有利かもしれない、しかし、日本自体にとってこの問題が将来の日本の幸せにつながるかどうか、これはもう全く
アメリカの利益とは違う方向へ日本が押し向けられているのではないかと自分は心配をしている。たまたまお話を聞いて私も驚いたのでございますが、
私が言っております中国、私は何も台湾を守るために中国との問題に反対をしているわけではありません。私は、中国と台湾、両方が何とか
平和共存で行ってくれればいいという政治家としての念願から、特にそのために日本が悪い運命に入ることがないようにということから、
いままでいろいろ考えておるわけでございますが、そんなことを思ってまいりますと、このアメリカのベトナム放棄、そしてこの本によりますと、
「最初の中国に対するサインは、アメリカがアジアを撤退するという沖繩の返還であった。」こう書いてございます。日本が喜ばせられながら
アメリカがアジアを捨てるという一環の中でいろいろなものに対処をさせられている、アメリカの言うとおりに動いている日本の外交政策が
本当に結果的にはアメリカの幸せになるのだろうか。今度のベトナム紛争なんというのは、その意味で大変示唆を受ける問題でございます。