20/11/30 20:43:44.93 ki/oiu0K.net
>>435 (続き)
ダリトのエンジニアたちによれば、カースト上位出身者のほとんどが自分たちの特権を自覚しておらず、偏見が
過去の遺物であると考えているという。マイクロソフトのCEOサティア・ナデラやペプシコの前CEOインドラ・ヌーイの
ような著名なテック企業の重役たちがインドの最高位のカースト「バラモン」出身であるという事実にもかかわらずだ。
カーストは常に外見で特定されるわけではなく、質問によって特定されることも多い(ダリトは肌が浅黒いことが
あるが、肌の色とカーストが結びつくわけではない)。ベジタリアンであるかどうか、どこで育ったのか、どの宗教を
信仰しているか、あるいは誰と結婚しているかといった質問が「カースト発見器」として使われることがあると、アメリカ
で働く7人のインド人エンジニアが本紙の取材で述べている(先述のインド人女性エンジニアたちの声明とは無関係)。
別の方法としては、インド人男性の背中を軽く叩いて、バラモンが身につける「聖紐」を身につけているかどうか
確かめるといったものもある。
本紙が入手した2006年のマイクロソフトの内部メールでは、カーストに基づくバイアスがテック産業において長く
続いている問題であることを示している。
前述のシスコの訴訟では、匿名のインド人エンジニアの原告が、両マネジャーが自分がダリトであるということを
知って給与を減らし、機会を与えなかったと申し立てた。また訴訟では、労働条件に対して苦情を入れたために
報復を受けたという主張もされた。
(続く)