16/07/31 11:27:10.70 QBaDBeOJ.net
>>303
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00年以降は、銃規制や石炭火力発電所への規制が引き金となり、民主党を見捨てる白人
労働者層が増えている。非大卒の白人有権者のうち、12年の大統領選でバラク・オバマを支
持した人の割合はわずか33%、昨年の中間選挙で共和党候補者を支持した人は64%に
上った。
「彼らは文化的にも経済的にも疎外されている存在だ」と、政治アナリストのロナルド・ブラウン
スティーンは指摘する。
共和党支持に転じたブルーカラー層は、従来の共和党支持者よりも自由貿易に対して懐
疑的だ。この事実が共和党を変化させている。
調査によると、自由貿易協定は自分の雇用を奪うものだと考えている人は、民主党支持者
よりも共和党支持者に多かった。これはトランプには好都合だ。共和党の主要候補は、おお
むね自由貿易を支持しているからだ。
TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に関連して、米議会は6月末、大統領貿易促進権
限法案を可決した。これで米政府がTPP参加国と交渉して妥結した内容は、議会で一括して
批准されることになる。つまり同法案に賛成したということは、事実上の自由貿易協定の容認だ。
共和党の大統領候補指名に名乗りを上げているマルコ・ルビオ上院議員は、同法案に賛成票
を投じた。現在、各種調査で支持率2位の座を争うジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事と、ウィスコン
シン州知事スコット・ウォーカーも法案を支持した。こうなるとますますトランプの反対が目立ってくる。
低学歴の白人ブルーカラー層は、当然ながらメディケア(高齢者医療保険制度)や公的年金
の縮小に反対だ。この点でもトランプは、共和党支持者の多くと同じように、社会保障の縮小に
反対する姿勢を示している。