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米共和党指名争い、全国大会で決着の可能性高まる=下院議長
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[ワシントン 17日 ロイター] - ライアン米下院議長は17日、大統領選の共和党候補指名争いが
今夏の党全国大会で決着する可能性が高まっていると述べた。
指名争いに参加しているどの候補も7月までに過半数の代議員(1237人)を獲得できなかった場合、
11月の大統領選本選に進出する党指名候補は、7月にオハイオ州クリーブランドで開かれる党全国大会に
出席する代議員によって選出されることになる。
指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏は16日、自身の指名獲得が退けられれば「暴動」が起きると警告。
同氏が7月よりも前に1237人の代議員を獲得できるかどうかは不透明だ。
ライアン議長はトランプ氏の「暴動」発言について、暴力をほのめかすことは受け入れられないと非難。党全国大会の
議長を務めることになるため、大会の手続きを詳しく調べなくてはならないとしたほか、法の支配が行きわたるよう
確実を期したいと述べた。
議長は「オープンな党全国大会となる可能性がわれわれが従来想定していたよりも高まったという認識のほかに
何ら変化はない。われわれはこれが現実になる可能性がかなり高いという見方を理解している」と述べた。
また、自身が今年の大統領選に出馬する可能性をあらためて否定した。
共和党の候補指名争いにおいて、指名獲得が確実な候補者がいない中で党全国大会が開かれたのは1976年が最後。
この時は現職のジェラルド・フォード大統領が1回目の投票でロナルド・レーガン氏を下した。
また、党全国大会で複数の投票が実施されたのは1948年が最後。この際はトーマス・デューイ氏が指名を獲得した。
一方、共和党の候補指名争いから撤退したマルコ・ルビオ上院議員は17日、大統領選本選では誰の伴走者にもならないと述べ、
副大統領候補になることはないとの考えを示した。