15/06/27 22:27:12.42 jd/lxOuB.net
「南部の誇りを簡単に捨てていいのか
～揺らぐ南部連合旗と南部農本主義の行方～」
南北戦争において北軍は近代主義を掲げ、ジョージア州などを進路にぶつかるものを全て破壊しながら進軍しました。
非戦闘員である一般市民をも殺戮しながら、近代の押し付けというマニフェスト・デスティニーを掲げ、南部を破壊しまくったのです。
それに対して南軍は立派に戦いました。南軍は一般市民を巻き込まないように、中世騎士道の精神に則り戦いました。
結果的に負けてしまいましたが、それは歴史上近代に対する騎士道精神の最後の抵抗でした。
北部による産業主義によって何がもたらされたか。飽く事なき物的富の追求や刹那的な快楽への追求を特徴とする大量消費あるいは高度消費社会をもたらしました。
また、産業化によって自然破壊が進み、人々は大自然の中での被造物としての意識を核とする宗教心を失いつつあります。
現に、同性愛は合憲である=各州が同性愛を法的に認めないのは違憲であるとSCOTUSは判断しました。
これはジョン・マーシャルが確立した違憲立法審査制度の悪用であると言えると思います。
修正第14条というのは、「法律の平等なる保護」=「法の前の平等」を保障する条項であり、道徳に合致している異性婚と反道徳の同性婚を平等に扱う「人間の平等」を保障しているものではないはずです。
そもそも法の支配というのはコモンロー主義に基づくもので、コモンローとは「国の共通的一般慣習法」であり、伝統的な道徳との結びつきが深いものです。
今回のSCOTUSの判断は、コモンローを無視していると思います。
南部が大切にしてきたもの。
教会や学校を軸にした地域コミュニティー。そこにおける道徳的価値観を大切にしてきました。
家庭や地域コミュニティーや人の集まりを大事にする事は、人間社会の基本です。
このコミュニティーが、個人が剥き出しの形で社会に放り出されてしまう「アトム的な個人主義」=「集産主義につながる悪しき個人主義」への防波堤となりました。
また一方、古き南部の農村的な生活様式が地域自治の基盤となり、中央集権的に政府に権力が集中してしまうことへの防波堤となりました。
今一度、軽薄なアメリカン・ウェイ・オブ・ライフに懐疑の目を向け、南部人は農業的なのものに基盤をおく南部的生き方を守っていくと言挙げしようではありませんか。