10/09/28 22:52:17 NXuCFEOc.net
「ハイデッガーの『存在と時間』の発想は、道元禅師の『正法眼蔵』のなかの「有時の巻」から得たことを、
ハイデルベルク大学のヤスペルス教授が弟子丸泰仙和尚に耳打ちして、
「日本人は『正法眼蔵』をあまり読んでいないようですな」とつけ加えた」
(『日本人の正しい食事―現代に生きる石塚左玄の食養・食育論』沼田勇、農山漁村文化協会、2005年、79頁)。
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ハイデッガーは1920年代から仏教などの東洋哲学と出会い、
学び始めたと言われます。
そして
「いはゆる有時は、時すでにこれ有なり、有はみな時なり」など、
仏教では存在と時間は分けられないことが説かれいることを知り
ハイデッガーは大変驚いたそうです。
つまり主著の『存在と時間』 (Sein und Zeit) は直訳すると
「有」と「時」ですが、『存在と時間』の哲学がすでに
2600年前、仏教に明らかになっていたわけです。
そして、英訳をとおして、かの歎異抄を知り、
もっと早く知っていたなら、日本語を勉強して
親鸞聖人の教えを全世界の人に伝えることを
生きがいにしたであろうと語っています。
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