18/06/01 09:41:20.19 wR+5BhSp.net
>>571 >>611-612
2018/5/31
(中外時評)欧州分断するポピュリズム 上級論説委員 刀祢館 久雄
URLリンク(www.nikkei.com)
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米人権団体フリーダムハウスは2018年版の報告書で、自由度が以前より後退した国の数は前進した国の数を
12年連続で上回り、「民主主義は危機にある」と訴えた。米外交誌「フォーリン・アフェアーズは最新号で
「民主主義は死につつあるのか?」と題する特集を組んだ。
東西冷戦の終結により、西側の自由民主主義体制はソ連の共産主義体制に勝利したが、だからといってその価値観が世界を
埋め尽くすことにはならなかった。
経済発展とともに中国のような国でも民主化が進むという見方もあったが、いまの中国を見れば短絡的な考えだったというしかない。
「文明の衝突」で知られる米政治学者のハンチントン氏は、1990年代初めに「第三の波」という民主化に関する本を出した。
1928年から1926年までと、43年から62年までに世界でみられた2回の民主主義体制への移行の波は、いずれもその後に
揺り戻しが起きた。70年代以降の第3の民主化の波にも揺り戻しがあるかもしれない、という内容だ。
ブルガリアの知識人クラステフ氏はフォーリン・アフェアーズ誌への寄稿で、もしハンチントン氏が生きていれば、
いま欧米でさえリベラルな民主主義が脅威にさらされていることに驚いただろう、と指摘している。…