18/05/25 17:34:03.97 A4mAUoaI.net
共産党のプロパガンダにより90年代以降、国内に広く浸透した排外的色合いの濃い世界観は、
中国でのネット世論の基調を成し、次第に中国外交を束縛するようになった。
それにより中国政府が領土・海洋権益・安全保障などを巡り周辺諸国に譲歩することが困難になると、
共産党は増強された解放軍を用いた威嚇や経済制裁を多用するようになった。これがアジア・太平洋地域の緊張増大を招いた。
結果的にいえば、米国主導の対中関与政策に基づく日米欧の巨額の対中支援・投資は中国の経済発展を後押ししたが、そ
れにより中国との関係が安定化する展開にはならなかった。日米に関しては中国との経済的相互依存関係の発展と同時に、
中国との軍事的緊張も増大の一途をたどるというジレンマが顕在化した。…
中国の民主化シナリオも一段と想定しにくい状況となってきた。…
3月1日付英誌エコにミスは「中国が早晩民主化・市場経済化するという西側の25年来の賭けは外れた」と評価。…
では日本政府は中国にどう向き合うべきか。中国との対話を続けることは当然だが、中国からの経済制裁、
一方的な対話の拒絶、軍事的威嚇といった問題が再発しないという保証はどこにもない。…
2018/5/25付
(経済教室)中国共産党政権と日本(下)歴史問題、国内統治の軸足
大国化で対日政策も変質 江藤名保子・日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員
URLリンク(www.nikkei.com)
2018/5/25付
中国共産党政権と日本(下) 歴史問題、国内統治の軸足
江藤名保子 日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員
URLリンク(www.nikkei.com)
○共産党の正統性は歴史と経済発展に依拠
○経済発展で矛盾拡大し歴史の重要性増す
○習政権は歴史解釈の国際社会浸透目指す