日本人は外交下手at KOKUSAI
日本人は外交下手 - 暇つぶし2ch238:名無しさん@お腹いっぱい。
10/11/07 00:47:50 6MICWoh4.net
いま、アメリカはTPP構想を主導してアジアを囲い込もうとしている。
最近クリントンが東南アジアなど、アジアを訪問するときに、
国務省高官が、これからのアメリカを決める最も重要な政治的アクションになると発言していた。
21世紀の世界の重要な出来事はアジアで起きる、
アジアに関与することなしにアメリカの未来はない、それがアメリカの認識だ。
その点で、尖閣事件でアジア各国が中国を危険視し、アメリカのプレゼンスの重要性が再認識されたことは、
アメリカにとって都合が良かったと彼らは考えている。

これをワシントン体制崩壊後に極東にあてはめて考えてみる。
なぜアメリカは執念深く日本を中国から排除しようとしていたのか?
アメリカは門戸開放政策を唱え、中国市場への公平な参入を求めていた。
世界は大恐慌でデフレに陥っていたが、日本は満州事変で経済・軍事拡大することによって
いち早く恐慌から脱出できた。アメリカも事情は同じだったわけである。
中国市場で優越的な地位を築き、それによって経済苦境から逃れようと、
蒋介石を支援しながら、日本を排除しようとしていたわけだ。
結局アメリカは政権内の共産主義工作員らの暗躍により、最終的に中国市場を失うことになり、
恐慌状態から脱却できたのは、第二次大戦参戦のための軍事費増大によってだ。
その結果としてアメリカは軍需産業に依存する経済構造となり、
常に対外戦争を必要とするようになった。

同じ事情は現在のアメリカの経済・外交事情になっている。
デフレ不況のアメリカは、TPPして主導してアジアで指導的地位を守り、
市場を囲い込んで成長のための拠点にしようとしている。
輸出倍増政策を唱え、基軸ドルを大量に刷り、通貨を切り下げている。
そのあおりを食らっているのが日本だ。
今、日本が韓国などとの工業品輸出上の競争優位を守るために、
農業を捨ててTPPに加わるかどうかが議論になっているが、
問題の本質はそこにはない。実は日本が争っているのはアメリカだ。
かつてはマハティール構想があり、日本のアジア版IME構想があり、
東アジア共同体構想があり、鳩山のアメリカ離れ路線があった。
それをことごとく潰したのがアメリカだ。
アメリカの居ない、アジアのためのアジア構想をアメリカは受け入れられない。


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