06/07/06 10:26:14 PIBo5ZRD.net
>>11,12,117
反論ではなくトリビアの一つとして。
ユダヤ教徒・キリスト教徒にとって「火の戦車」といえば
旧約聖書列王記下2章11節のエリヤ昇天伝説を思い浮かべるでしょう。
And it came to pass, 彼ら(エリヤとエリシャ)が
as they still went on, 話しながら
and talked, that, 歩き続けていると
behold, みよ
there appeared a chariot of fire, 火の戦車が
and horses of fire, 火の馬に引かれて現れ
and parted them both asunder; 二人の間を分けた
and Elijah went up エリヤは嵐の中を
by a whirlwind into heaven. 天に上って行った
旧約聖書の預言者エリヤは聖書中死なないで天に帰った唯二人の内の一人として
ユダヤ教徒にとって重要であり、イエス・キリストの登場を準備する天からの使者として
キリスト教でも有名な伝説のヒーローです。
信仰の故に迫害を受け苦難に満ちた生涯を走り通したエリヤを
神が生きたまま天に迎え入れるために送った乗り物がa chariot of fire
(こっちは単数形)でした。
英詩が原題の由来だそうですが、案外エリヤの戦車のモチーフも
あちらの当然の教養として作品の中に眠っているのかも知れませんね。