【究極の】日本の歌こころの歌【癒し】at HEALING
【究極の】日本の歌こころの歌【癒し】 - 暇つぶし2ch118:癒されたい名無しさん
05/09/08 20:26:24 2gzEGERT.net
人生の並木路・・日活映画「検事とその妹」

最近、歌番組で「名曲」という言葉が頻繁に飛ぶ。「昭和の名曲」というのは、昭和50年代頃のをさすらしい。
テレビ「思い出のメロデー」は、今や昭和30年頃のロカビリーあたりから始る。一番聞きたい昭和前半の日本が
貧しくとも心豊かだったころの部分がない。もはや「昭和は遠くなりにけり」になってしまったか。
人生の並木路
(佐藤惣之助 作詞、古賀政男 作曲 )
1.泣くな妹よ 妹よ泣くな
  泣けば幼い二人して
  故郷を捨てた甲斐がない
 
2.遠いさびしい日暮れの路で
  泣いて叱った兄さんの
  涙の声を忘れたか
 
3.雪も降れ触れ 夜路のはても
  やがて輝くあけぼのに
  わが世の春はきっと来る
 
4.生きて行こうよ 希望に燃えて
  愛の口笛高らかに
  この人生の並木路
 >>73 CD『古賀政男生誕100年記念 SP原盤による古賀政男名曲集(上・下)』 
                      テイチクTECE 24459,25460

「人生の並木路」は、竹田敏彦原作の『検事の妹』の映画化―日活映画「検事とその妹」(1937)の主題歌で、戦前、戦後2回にわたって映画化されている。
1937.1.14 日活多摩川 渡辺邦男監督 岡譲二、原節子
1956.5 新東宝 古賀聖人監督 丹波哲郎,日比野恵子

映画は知らなくとも、「人生の並木路」は、映画を離れて広く時代を超えて愛されています。
日本はいつの間にか豊かになりましたが、昔日本がまだ農村主体の貧しかった時代、
貧乏人の子沢山・・長男とか兄は、弟・妹の面倒を一身にみる、それがあたりまえだったそうです。

「検事とその妹」(昭和12年)という映画は、「法の裁きのなかにも人間の情がある」ことをテーマとしたもので、
両親を早々と失い,唯一の妹と貧しい生活を支え合うという経験をしてきた、被告を裁く検事は、そのため同じような立場にある被告に対して同情の念を禁じ得なかった・・のです。
最近はこのような「人間の情」が余り語られることが無く、こうした人間の情をテーマとしたドラマや映画も、昭和30年代以降、日本が豊かになるにつれて、めっきりなくなってきたのは残念なことです。
この歌は日本にもそういう時代があったことを教えてくれます。





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