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H3ロケット2号機、観測衛星搭載せず 文科省方針
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国の次世代大型ロケット「H3」について、文部科学省は24日、
2023年度後半にも打ち上げを予定する2号機に観測衛星「だいち4号」を搭載しない方針を決めた。
失敗した際のリスクと悪影響を抑えつつ、早期の打ち上げ成功を目指す。
文科省は24日に開いた専門家会議の「宇宙開発利用部会」で2号機に関する運用方針を報告し、了承を得た。
2号機にはロケットの性能を確認するデータを取得する機器などを搭載する方向に改める。
2号機では初号機と同様に機体の1段目で主エンジンを2基、
補助ロケットを2本取り付けて打ち上げる方針も示した。
従来は主エンジンを3基搭載して補助ロケットは1本も付けない計画だった。
初号機の打ち上げでは2段目のエンジンが点火せずに失敗したが、
補助ロケットを含む1段目は正常に飛行した実績がある。
文科省やJAXAは2号機の飛行計画を初号機と同様にすることで、
打ち上げの準備などが進めやすくなるとみている。
一方、H3の計画変更でだいち4号の運用開始に遅れが出る。
自然災害の影響などを観測するために14年から運用しているだいち2号は設計寿命をすでに迎えている。
最新の装置を使った宇宙からの詳細な災害状況の観測網づくりは先送りになる。