22/08/15 15:28:57.42 M8ABcI0I.net
>>550
発電をする前に、反応中の核融合炉からは大量に中性子が放出される
これは普通の物質に当たると、その物質の原子核に無駄な中性子が入り込んで
別の同位体になって原子の周りの電子の確率軌道半径が変化してしまうので
物質の強度が変化し、ボロボロになって崩れてしまう
これを防ぐために、高純度リチウム鉛合金というのを六ヶ所村の研究施設で
東工大の協力で開発に成功した
リチウムは中性子を受けると三重水素を発生し、これが新たに燃料になる
しかしリチウムは電池として貴重なのだ
これで無駄にしたら本末転倒だという批判がある
リチウムでなく「中性子をホウ素に当ててリチウムを作る」反応の方が
望ましいという人もいる
ただしその出来たリチウムにもう1度別の中性子が当たれば三重水素になるが
これだと三重水素の発生効率が半分なので無駄だ、と核融合開発の側では主張している