19/02/01 16:48:44.67 d9xW/giR.net
>>709
人が伝えた情報をロボット同士が共有
ふたつ目の動画では、ロボットがベッドのシーツを直す様子が映し出されていた。このロボットは、トヨタのHSR(Human Support Robot)、障がい者や高齢者などの家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボットだ。
「重要なのは、ベッドのシーツを整えるHSRの機構や仕組みではありません。注目してほしいのは、HSRがシーツの直し方をどのようにして学ぶかです」とプラット氏は語る。
「HSRはまず言葉によって人間から50回のレッスンを受けます。この指示だけで、90%の完成度でシーツを整えることができるようになります。
さらに、シーツをしっかりと整えられたときの情報をほかのHSRに伝えることで、別のHSRはさらに精度が高いベッドメイキングが可能になります。
これからは、人がロボットに教えるのではなく、ロボット同士が学びあうことでしょう」
プラット氏は最後に、改めて問いかけた。「果たしてAIの衰退期は来ているのでしょうか」。そして、力強く「答えはノーです」と続け、次のような言葉で基調講演を締めくくった。
「AIの衰退期を心配する必要はありません。秋や初冬が訪れることがあっても、雪が降るほどの衰退期にはならないと思っています。そして、クラウドロボティクスが次の進化につながると確信しています。
1つのロボットがまず人から学ぶ。そして、別のロボットに伝える。これにより、ディープラーニングと同じような大きな進化が生まれ、テクノロジーは発展するはずです」