18/12/12 16:30:25.57 Tlx0TZXR.net
Supercomputing Is Heading Toward an Existential Crisis
URLリンク(www.top500.org)
荒い要約
ポストエクサスケール(エクサスケールの先)にあるものは、スパコンの絶滅
Frontiers of Information Technology & Electronic Engineering宛てに10月に提出された論文は、
ポストエクサスケールに関するものだ。
これによると今のスパコン分野の景色は全く違ったものになるということだ。
論文は2020~2030年の現在開発中のエクサスケールスパコンのその先に焦点を置いている。
これとは別に様々な論文がエクサスパコン時代のゼタスケール構想を見出している。
この論文ではゼタスケールスパコンを64ビット浮動小数点で機能する1000エクサflopsのことを指している。
その他、次の事項も定義している。
・消費電力 100 MW, 電力効率 10 teraflops/watt
・ノードあたりのピーク性能 10 petaflops
・ノード間の通信 1.6 terabits/second
・I/O bandwidth 10 ~ 100 petabytes/second
・ストレージ 1 zettabyte
・敷地面積 1000 平方メートル
TOP500の1位の推移をもとに算出した結果、最初のゼタスケールの操業は2035年あたりになる。
10年前はもっと早い時期と予想されていたが、最近の性能向上の遅れでこのマイルストーンが数年伸びてしまった。
それとは別に、2025年にはCMOSのムーアの法則(もどき)が限界を迎えるというより正確な予想もある。
この時期はmetal-oxide-semiconductorsに頼っていたスパコンが、光コンピューティング、量子コンピュータ、
バイオコンピュータへとシフト・共存する時代になる。これらの技術はアクセラレータやコプロセッサとしての
役割を担うと予想している。
この前に、CMOSベースのスパコンからCPUを導入する動きがあるとのことだ。実際、GPUやFPGAをAI学習などの
ために導入する動きはすでに行わている。
バンド幅向上、低遅延、省電力化のための3Dスタッキング(トランジスタを3次元に積む動き)もDRAMを始めとして実施されている。