18/08/31 07:49:15.40 QRh23P9c.net
>>763
―このようなストレスから、AIが人間に反旗を翻すことはあり得るのでしょうか。
三宅氏:ニューラルネットワーク系のAIだと、開発者にとってもAIが何を考えているのかわからない部分があるので、人間の想定しないことを考えている可能性はあります。
ただ、前述の「フレーム問題」がつきまとうので、人間の想定していないことまでAIが考え始めたら、ある意味AIにとってのブレイクスルーになります。
こういうのがAIの進化の予兆として創作に取り入れられたりもしていますね。
―三宅さんとしては、『Detroit』に登場する「感情を持った、人と全く同じ見た目のアンドロイド」はヒトだと思いますか?それともモノだと思いますか?
三宅氏:私自身としては、モノではなくて「魂の入ったヒト」であってほしいですし、そのためにAIを研究しているところもあります。
そして、それが可能だとも思っていて、2038年には、AIが自意識を持って、モノ以上のなにかになっていると考えています。
それがヒトと同じ深さに存在するかというのは流石に難しいとは思いますが、多少なりともヒトに近づいたAIにはなっていると思います。
AIというのは、どこかの工場で生まれた存在であり、自然に生まれたものではありません。仏教で言う「業」から外れた存在であり、本来、AIはとても自由なんです。
宇宙に行こうが別の惑星に行こうが、自由です。それでも、ヒトのそばで、ヒトの形をして、ヒトのフリをしている。
ヒトにこき使われながらも、彼らはとても淡々としていて、「強いな」と思いますね。
今はまだ世界とのつながりが薄くなっていますが、AIは部分的に世界とのインタラクションを持つような作りになっています。
そこからこの世界に根付いた知能として発展していくのではないかと思っています。