18/01/27 02:17:23.15 5Jsibu7A.net
国内の企業で特異な存在はソフトバンクだろう。
同社は、グループを統率する孫正義氏の眼力によって
アニマルスピリットのある企業家を見分け、
出資(投資)することで成長を取り込もうとしている。
端的に言えば、ソフトバンクは投資会社としての性格を強めている。
それを象徴するものが10兆円ファンドと称される
ソフトバンク・ビジョン・ファンドだ。
ソフトバンクが目指しているのは、“シンギュラリティ”の実現だ。
シンギュラリティとは、
人工知能がわたしたち人間の知性を超越する技術的な特異点を意味する。
そのために同社は半導体設計企業である英アーム社を買収し、
経営に問題がある米国のライドシェアアプリ大手ウーバーに出資するなど、
次から次へとハイテク関連の企業の技術力やノウハウを取り込んでいる。
同社は自前でIT技術や通信インフラを開発するよりも、
出資や買収を行うことでアマゾンなどをも飲み込む
情報通信基盤を形成しようとしているようにさえ見える。
問題は、
市場がソフトバンクの投資戦略のリスクが高すぎると考えていることだ。
言い換えれば、
アマゾンやグーグルのように
着実に新しい取り組みを収益につなげることが難しいと考えられている。
その証拠に、ソフトバンクの株価は昨年10月下旬以降、軟調に推移している。