17/10/29 21:14:32.70 N5DfX7XI.net
>>494
齋藤さんの話を聞いて俺なりの解釈では、
今の時代は人類の長年の科学研究の積み重ねの結果、核融合炉、人工光合成、高効率の太陽電池や充電池など、
これらの内一つでも実用化したら社会に大きな変革をもたらす夢の技術が数多く目の前に並んでいる状態だ。
しかし、これらの技術は実用化までには様々な実験研究を経ねばならず、まだ10年以上はかかると言われている。
ところが、その実用化を早める方法がある。それがスーパーコンピューターによるシミュレーション実験である。
スパコンのヴァーチャル空間の中でモデリングしてシミュレーションすれば非常に高速で効率的に実験研究できる。
ただ、今までのスパコンではこれら夢の技術は複雑な為、シミュレーションに時間がかかり過ぎてとても実用的ではなかった。
それがエクサスケール以上では、それらの多くが実用的な時間で収まる可能性が見えてくる。
シミュレーションと言えば全脳シミュレーションもエクサスケール以上でようやく視野に入って来る。
そうなれば脳機能の一層の解明も進み、汎用AIの実現に寄与するはず。
また非常に上手く行けばだけど全能シミュ自体で心や汎用AIが出来てしまうかもしれない。
つまり今の時代は、エクサ以上のスパコンの登場で、一気に複数の夢の技術の実用化が進むであろう非常に稀有な時期にある。
そうなれば当然その先にはシンギュラリティも見えてくるはず。
故に今はスパコンの重要度が質、量ともに増々上がっている時なのである。
と解釈した。