17/03/25 23:03:16.17 BNZBv7lm.net
最初に技術的失業が起きたのは産業革命期(1770~1830年)のイギリス
それまで人びとの手作業で営まれていた織物業に紡績機や
紡織機が導入され、オートメーションの流れが加速しました
しかし、当時は失業者は増えたものの、
あくまでも一時的で局所的な問題に留まりました
背景には、機械の導入により必要な労働力が節約されたことで、
綿布が低コストで供給されるようになり、一般消費者に下着を身につける
習慣が広まったこと
その消費需要に応えるべく
新たに工場労働者の需要が増大したのです
同じようなことは、重化学工業において技術的イノベーションが起こった
第二次産業革命期(1865~1900年)にも起こりました
つまり、これまではイノベーションが起こることで既存産業が効率化し、
消費需要が増大した
そして、新しい産業が生まれ、
労働者の技術的失業は労働移動によって解消されてきた
だから、技術的失業がさほど大きな問題にはならなかったのです