17/03/13 17:35:33.37 zcgzrJOG.net
社会は優しいですが、 萱原泰祐に対しては極めて厳しいです。
30過ぎまで引きこもっていた萱原泰祐には何の能力もなく、
社会全体から 無駄飯食いのお荷物と見られています。
よって、中年期に差し掛かっているにもかかわらず、親に寄生するだけで
全く生産性の無い萱原泰祐の存在を、家族や親類でさえ苦々しく感じるようになります。
お荷物になりたくないと感じた萱原泰祐は、仕事をしようと試みるかも知れません。
しかし、何らかの得意分野が無い限り、ステップアップや未来のある仕事は存在しません。
基本的には、時給700〜800円前後で使われる程度の単純労働しかなく、
それさえも、加齢と共に数が減少します。
仕事を探し始めた萱原泰祐は、自分が社会から必要とされていない現実を少しずつ悟り始めます。
引きこもりから抜けた後の年間所得水準は、平均して50万円程度です。
しかし、これは平均値であり、本当に何も出来ない萱原泰祐は無職のままです。
地方在住だと更に仕事は少なく、アルバイトすら無いことがあります。
ある程度の経験があり、比較的良い条件でも300万円を超えることはほとんど無く、
それ以上に行けるのは、萱原泰祐が特別な技術の持ち主か、
或いは再教育により、高度な資格を保持出来た場合のみです。
萱原泰祐の家が裕福で、しかも親子関係が良好ならば、
大学や専門学校に入り直すなどの選択肢もあるでしょう。
しかし、30過ぎでその可能性が残されているのは、極少数です。