(強いAI)技術的特異点/シンギュラリティ 44at FUTURE
(強いAI)技術的特異点/シンギュラリティ 44 - 暇つぶし2ch112:オーバーテクナナシー
16/11/05 18:07:32.07 oylzmrgX.net
通常、スパコンは膨大な熱を発生するため、冷却装置を設けるための広大なスペースと大量の電力が必要となる
(6階建ての建物をまるまる占めるスパコン「京」は、1日に700万円の電気代を使っている)。
そこで齊藤は、電気を一切通さず、空気よりも1,000倍の熱運搬効率を誇るフッ化炭素の液体に、CPUやメモリー、基板といった“スパコンそのもの”をすべて高密度に沈めてしまう荒業で、
冷却にかかる空間的・経済的コストを圧倒的に削減することにしたのだ。
そうして彼らは、オフィスの一室に収まる、これまでは考えられなかったほどコンパクトでエネルギー消費効率のよいスパコンを開発することに成功した。
その動作が初めて確認できたのは、2014年10月22日。TOP500の申請締切日のたった10日前のことだった。
そのコンピューターには「液体の中で花を咲かせよう」という想いとともに、「Suiren」(睡蓮)という名前が与えられた。
「スパコンをつくることにした、と初めて社員たちに伝えたときは、『何かの悪い冗談でしょう?』といった感じで誰も本気にしてくれませんでしたね」。
齊藤は、プロジェクトの当初を思い出しながら笑う。
それでも周りを巻き込み、人を惹きつけてしまうこの男の魅力は何なのだろう? 
「齊藤は、波瀾万丈の人生を自分で切り開いてきた力がありますし、なによりもヴィジョンを見出す力に長けています。そして、経営者としてチームを引っ張るカリスマ性があるんです」と、齊藤と同世代の1967年生まれの鳥居は言う。
「齊藤はもともと医学部出身で、コンピューターに関してはある意味では素人です。『それをやるのがどれだけ大変なことだかわかっているんですか? これまでいろんな人がやって失敗してきているんですよ』と、彼の決断に対して思うことも多々あります(笑)。
それでも齊藤は、『やる』と決めてしまうからすごいですよね。
普通の人間なら、考えただけでも崖から下を見て立ちすくむような状況に陥っても、彼は平気でぽーんとダイヴしてしまう人なんです。
そして、どこまでがギリギリ実現可能で、どこからが現実的に不可能かを見極める能力もある。
先ほど齊藤のことを『素人』と言いましたが、素人でも目のつけどころは鋭いですよ。彼の目は、常に光っています」


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch