15/05/11 23:34:38.50 UuQGwcZ4.net
>>912
>経済ってのは生産すなわち価値の創出に依りその取引を含むのだが
>分配と言った場合にはそれは既になにがしかの形態でのストックが前提されてしまうのではないか
のとこだろうと推測して説明すると
ストックについてのうちマネ-の部分に関しては
たぶんwikipediaでマネタリーベース、マネーストックの項を参照した方が正確だと思うけど
ストックといった場合の基本的な概念は留保だとか「たまっているモノ(ここでは通貨なり価値)」なのね
例えばクラスのみんなで畑を作って採れた作物を等分配するという時
作物が採れた時点でそれはストックになり現物の平等な分配は共産主義経済になるよね
取引は存在しない
取引を前提とした分配の場合は税金と社会保障による富の再分配であるとか
極端な例では会社が倒産した際の全社員への分配なんかもある
ただしどちらもマネーストック(前者はそれそのもの)の存在が前提になっている
ところで(一時的に話が飛ぶが)経済活動というのは本来的には生産
例えば食べられないものを食べられるようにするとか作物を育てるとか動物を狩るとか
その生産が交換される取引(物々交換)から始まっているわけね
今でもそれは本質的には変わらない
ただ生産量を基準にした場合に無駄になるもの(賞味期限切れで廃棄される食品とか)もカウントされてしまう
正確に「取引の規模」を算出しようとすると「消費」を基準にした方が「都合がいい」わけ
そこでGDPという指標が考案される
国民総生産というけど算定しているのは実は消費なんだな
で、行がオーバーするので次に続きます
ただ、俺は哲学的方面から価値を考究している本職機械技術屋で経済は門外漢なので
例示でわかりやすくしようとすると不正確になるきらいがある点は留意して読んでほしい