15/05/12 21:15:33.22 kR4ULdWf.net
価値観というのは生存戦略的に生まれた人間の習性だというような論があって俺もそう考えてる
哲学上で真善美というが俺は価値を分類するならば牧口節に依って利美善が妥当と考えてる
これをパースの記号論的に一者性/二者性/三者性と分類すると人間の理解プロセスとして考察できる
…のだが、美に関して利や善と区別が曖昧な領域が多く、これを退化的二者性などで説明できないものかと考えてる途中
なのでとりあえずわかりやすく一者における価値の正負即ち利害と
三者における価値の正負即ち善悪というふうに考えると
社会的動物の生存戦略が見えて来て進化の過程で生存上の必要によって獲得した
共感などと同様の行動原理だと説明できると思ってる
注意すべきは善悪は考慮する系によって同じ行為でも判断が変わる点
例えば過程における最善が会社にとっての最善ではないし国家にとっての再善でもないし人類にとっての再善でも無い
町内会でも飲み会でも「どの集団を考えるか」で変わってくる
従って現実的にはその人の想像力と知見が善悪の決定に深く関わってくる
んで、じゃあAIの価値観ってどうなるのよと考えた時
ひとつには>>967のように初期値として与える方法がある
その場合に注意すべきは考慮すべき範囲をどのように選択し優先するかという傾向性をどのように定義するか
これによって「善意による悪行」つまり人類の存続の為に人口を半分にします的な選択を避けなければならない
ただ個人的には、どれぐらいの時間がかかるかはわからないけれども
AIはAIで進化し生存戦略としての環境最適を行うんじゃないかと思ってて
そうなると人間とは結構関係ないところで彼らなりの幸福を謳歌しつつ
余剰リソースを人間の為に割いておく状況になったりするかもしれない
具体的にどうなるかはてんで想像できないが