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<STAP問題>笹井氏、枠超え小保方氏を「囲い込み」 毎日新聞 5月22日7時1分
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STAP細胞研究を検証したCDBの自己点検からは、自身の記者会見で
「文章の書き直しに加わっただけ」と主張していた笹井芳樹・CDB副センター長(52)の
深い関与も浮かんだ。
小保方氏の採用時から始まった理研の秘密主義に笹井氏による小保方氏の
「囲い込み」が加わり、客観的な検証もデータ確認もないまま、論文発表に
突き進んだとみられる。
関係者によると、笹井氏がSTAP細胞研究を知ったのは、2012年12月21日の
小保方氏の面接時が最初。そこで竹市雅俊・CDBセンター長から論文作成の
支援などを依頼された。
笹井氏は小保方氏とともに面接のわずか1週間後、英科学誌ネイチャーに
投稿する論文1本のたたき台を作り上げたが、小保方氏の過去の実験データを
確認することはなかったという。
その後、笹井氏は論文1本の責任著者に入り、研究リーダーに就任した小保方氏が
担うはずの人事や物品管理などを取り仕切り、特許申請の発明者にも名を連ねた。
竹市氏が笹井氏に期待した研究の指導という枠を超え、論文に直接関与するまで
のめり込んだことで、他の共著者の検証機会を奪い、小保方氏への教育も
ないがしろになった。
笹井氏の研究姿勢については、「秘密主義」と周辺の研究者が毎日新聞の取材に
証言している。
つづく