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2020/07/03
スパコン「富岳」で予測可能になった「南海トラフ地震」
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さらに、従来は難しいとされた地震予測も可能になるという。
2021年度から「富岳」を運用する、地震津波予測研究開発センター(海洋研究開発機構)の堀高峰センター長が言う。
「まず、地震予測に必要な過去の地震データを、より明確に分析できるようになります。
それにより、巨大地震の発生が危惧される南海トラフ周辺で起きた小さな地震が、プレート本体と関係ある地震なのか、
まったく関係ない地震なのかを区別でき、危険な場所を特定できるようになります」
海洋機構では、海洋調査船や有人・無人探査機を用い、南海トラフ周辺の海底下の構造や、陸のプレートが引きずられることで
地殻に溜まる「ひずみ」を把握。さらに、紀伊半島から四国沖の海底に地震計や水圧計を設置し、それをケーブルでつないだ
観測網「DONET」で観測してきた。
「これまで利用してきたスパコンの解析能力に制約があり、海底下の構造を単純化して、地表も平面として把握するような
単純なモデルしか計算できなかった。
『富岳』の解析能力があれば、過去の地震情報と海底下の構造、ひずみの溜まり具合を組み合わせて分析でき、
数ヶ月から1年後以内に、巨大地震が起こる可能性を予測できます。
また地震が起きた場合、どの場所の被害が大きくなるかを詳細にシミュレーションできるので、
地震直後の対策も立てやすくなるでしょう」(掘氏)