11/04/30 06:22:33.07 2nwmhwvM.net
>>10
相対的幸福感、っていうのは要するに2chで言うところの「メシウマざまぁwww」、個人差はあるにせよ他人の不幸を土台にして自分の幸福を確認する価値基準
たとえ経験機械が与えてくれる幸福が仮想的な優位感を与えてくれたとしても、他の多数の人間が同じ条件の下で幸福を享受している時点で相対的幸福感は半減する
「皆と比べて幸せな自分」を機械によって経験する事が出来たとしても、「同じ条件で幸福を享受する多数」がいる現実を一瞬でも感じると、その事に「不幸」を感じる
ここに装置の使用に関する制限や独占を望んでしまう人間の意志が生じると思う
「皆と同じ幸福度」である事に「不幸」を感じるという心理が生み出す不満は、装置が生み出す「幸福感」に影を落とし続ける、ような気がする
仮想的な他人の不幸には満足できない、仮想的な優位性には満足できない、常に他人が実際に自分より不幸な状況にないと満足できない、という気持ちはあると思う
どれだけ幸福最大化装置が与えてくれる幸福感が完璧に近いものであっても、
一瞬でも心に生じた「他人と同じは嫌だ」という不満は、装置の独占的な運用を人に望ませるのではないか?
と、いうのは実は穿ちすぎた見方かもしれなくて、多分>>10に書いてある通り人は仮想的な優位間にも十分に満足できるのだ、とも思いたい
実際はどうなのか分からないけど