14/11/03 12:56:25.87 +mDE7pXd.net
>>797 >>798
これまでの議論の流れで、規制反対の人物が依って立つ論拠は、問題に対する認知を避ける
ことでしかないということが明らかになってきた。
積極的な反対理由として持ち出せるのは、近視眼的なコスト増によるものしかないようだ。
しかし多少の規制用デバイスを組み込み、サーバーを設置する程度のことで、いかほど3Dプリンタの
価格が上がるだろうか。これまで私が書いた程度の対策なら1台あたり数百円くらいのものだろう。
これで社会不安が低減されるとあれば、良心的なユーザーを納得させるに十分だろう。
使いきれないほど機能が詰め込まれている家電製品に対価を支払っている消費者の視点からみれば、
社会的な安全維持に関わる機能に出費する方が、はるかに有意義に思える。
また業界標準を定めて一斉に価格に転嫁するのであるから、その対策を取ったメーカーが特に競争で
不利になることもない。これに協力的でない非良心的な海外メーカーがあれば、輸入規制のブラック
リストに載せて、国内市場から排除してゆくことになるだろう。
むろん国際的な規制のスタンダードを策定する議論も、国内での規制と並行して進めるべきだ。
世界的に見ると3Dプリンタ銃規制の議論は、3Dプリンタの流通が最も多いアメリカでまず高まっている。
樹脂製の3Dプリンタ銃が航空機搭乗手続きのチェックを潜り抜けることは、銃に慣れたアメリカ人にも
深刻な脅威と受け止められているからだ。そもそも手続きをすれば銃を入手できるアメリカで、わざわざ
手続きを避けて銃を密造する動機は、護身ではなく犯罪への使用である可能性が高いのだから、
これは尚更というわけだ。