14/09/15 18:50:40.74 3SKtqHO2.net
>>587
これも手元の本からの引用によると、火星と木星の間の小惑星帯から直径350Kmほどの
小惑星を2つ選んで衝突させる事が案として書いてある。この大きさの小惑星は実際に
存在してるから大丈夫。
最初の小惑星を金星の公転軌道の正面から秒速55Kmでぶつけると、金星の自転速度が
秒速35Kmだから、相対速度90Km/sで衝突する。
この衝突で自転が加速されて、1日の長さが116.7日から一気に34日に早まるそうな。
もう一発ぶつけると20日に短縮される。
もっとも、金星の1日を地球の1日と同じくらいまで自転を加速させるには小惑星帯にある
直径200Km以上の小惑星では足りない、というのも認めてる。
ダンプカーにハエどころか、意外と効果がある。
ぶつける質量も速度も人類側がある程度コントロールできるから、けっこう何とかなるみたい。
この案が発表されたのが1982年で、欧米のSF作家を中心にいろいろ議論はされたらしい。
でかい小惑星をボカンボカンとぶつけると金星表面を破壊しすぎるから、もっと小さい小惑星を
連続的にぶつけるべきとか。